垂れ流しのゲロ

コミュ障が見知らぬ他人100人と会話するリハビリ日記

ろくでもない共鳴 22

中学の同級生とLINEをした
LINEで人とやり取りする事なんて滅多にない
カリスマ性のある、ひそかに憧れていた人物
一時期LINEの背景やメッセージが不穏に移り変わり、ヤクザの手伝いをさせられているんじゃないか と考えていた
成人式に来るか訊かれて「貧相な体躯が気になるので行かない」というと「長袖を着てれば問題ない 笑」と返ってきた

行くつもりは一切なかったけど、少し顔だけ見せてすぐに帰ろうと考え直した
成長した同級生達がどうなっているのかは多少興味がある
不穏だった時期については言及しなかった

中学時代の自分は今より独り善がり的な考えを持っていて
「他の人達も苦労しているんだろうな」なんて勝手に思って人付き合いしていた
けど、それは間違いで、だからと言って配慮したり気を遣ったりする必要はない事に気が付いた

苦労していて、自分の抱えている問題と向き合ってきた人間は 言葉遣い 考え方 行動の仕方
このどれかにその人の 乗り越えてきた困難 の軌跡が見て取れる
それがない人達というのは、向き合ってこなかった人達で、プライベートな付き合いでそんな人達に配慮したりする必要は全くない

気取ったこの日記
卒業文集を掘り出してみると、中学の頃から若干気取っているようにみえた
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賢い人間への憧れがこうさせる
横の「色々学んだ」も私
字が汚く、浅い

未だに憧れは強く残っているが、いつまでもこのままでいるつもりはない
この時期の自分は確かに存在していて
この活動が終われば無理矢理でも性格が変わりそうな、変わらざるを得なくなりそうな環境に身を置くつもりだ
もっと馬鹿らしく、清々しく生きていきたい

話した人の中で特に清々しく、快活だった人を思い浮かべた

大麻下着(仮名)さんとする
22番目に話した人物
高校三年生で、もう少しで女子高生というブランドがなくなる事を嘆いていた
幾度も「養って欲しい」とつぶやく彼女は常に“良好な関係の彼氏相手に彼女が出しそうなボソボソ声”で話す
私は久々に自ら人間に関与して行く最中だったので、若干ドキドキした

漫画を読むのが速いらしいが、殆ど内容が頭に入ってないんじゃないかと思った
私が常に敬語で話している事が気掛かりなようで、何度か指摘してきた
「敬語は鎧だ」と返すと、鎧を着てるからコミュ障なんだと半笑いで煽る
歯に衣着せぬ物言いには好感が持てた
最上もが というアイドルが好きらしく、ライブに行って応援する為にオタ芸を練習中との事で、話ぶりは快活であるが、大人しそうな雰囲気を持っているので意外に感じた

一人称は僕
理由を尋ねると“私”で話すのが小っ恥ずかしいという
続けて、飄々と言葉を連ねる彼女が少し真面目なトーンで「こんな事初対面の人に話すのもあれだけど」と語りだした
話を聞くと、身近にいる自己同一性障害の友人に影響を受けているらしかった
所謂僕っ娘という存在にはそんな形があるのかと知り新鮮だった
大半の人が何となく使用しているとして、彼女は大分自覚的だからこそ気付き、説明できたのだと思う

人付き合いという物への緊張を解してくれた存在の一人かも知れない


この日記での一人称は“私”
“僕”に変更したいと思う事は度々あるのだが、文体も安定していないのに一人称まで転じるのはどうかと思い貫いている

ろくでもない人間だと言うのに弁えずこんな書き方をしているのは京極夏彦の小説に登場する 関口 巽 という人物に影響を受けているのかも知れない

駄目人間 対人恐怖症 問題解決能力がなく
陰摩羅鬼の瑕』では“身体的言語からも問題が見て取れる人間”なんて描かれ方をしている
彼は小説家で、一人称が私で、少しだけ周囲に抗えているように見えた
謙虚とは言えないから、度々旧友から痛烈な批判を受けたりする
謙虚と卑屈は別物

一人称について指摘されたら、京極夏彦の小説に登場する人物で言えば 関口 巽 に似通っているから と答えるか
似通いたいから の方がいいか
書いている内に気付いた
あの境遇が少し羨ましい というのもあるかも知れない

駄目人間ではあるが、周囲の人間達に見限られず、鋭い指摘を貰っている
周囲の優秀な人物のようになれるビジョンは浮かばず、それで 関口 巽
どうかと思う

人との繋がりは彼より希薄なので、せめてそこは上回ってみせる