戦場カメラマン(嘘)の記述

最近、自分の過ちを振り返ってしまった時に心の中で「ヴォエ!」と吐瀉するような音が鳴る
これで多少気が楽になる

頻繁に家を燃やしたいと思うようにもなった
早くこの活動を終わらせて海外逃亡したい

二年前にハマっていたことで「マイナーな掲示板探し」なるものがある
それで見付けた、3人くらいしか人が常駐していなさそうな場所で見付けた変わり者と話した


「喋りが上手いと思った人間」について質問した時に、スティーブ・ジョブズの伝説的スピーチを100回以上は聴いたと言っていたので、名前はジョブズ(仮名)さんとする
57人目

声は前の記事で書いた阿部寛似の人ほどではないけど低い
年齢は確か三十路
喋り方、声のトーンや会話の内容から大人の余裕を感じた

「習慣付けている事」について質問すると「習慣化しないように意識してる」と返ってきた
一週間毎に新しい試みを行っているらしい

道路の真ん中を歩くようにしたり
職場の会議チャットで語尾に伸ばし棒を付けたり

友人と近場の中華料理店の制覇を目論んだり
パチンコで一万円負けに行ったり

一週間で何㎏落とせるのか実験したり
一万円を切り刻み燃やしてみたり

楽しそうな物から自らを極限へと追い込むような物まで目白押しだった

「千円だとあっさりいけるけど一万円はキツい」なんて言っていた
競馬は好きだから勝ちにいくらしい

しばらく台湾にいて、日本に帰ってきてから始めたそうなので、70個は完遂した計算になるとか

始めた理由は「仕事の関係で新しい事をしないとおいてかれる」
「三十歳にもなると人生に飽きてくるので少しでも刺激になるように」だったかな

ドグラマグラについて
ああいう本には中身なんてないと思う

・こう育てられてきた
いきあたりばったり
電池を間違えて買ってきて殴られた事もあるが、100万円を株で溶かして怒られなかった事もある
成果をだしていれば寛容

・異性からの魅力はどんな物があるか
お金吸えそう
寄生できそう
仕事できそう

・この人が気になる、話してみたいと思う人物
マイケル・ジャクソン
理由は立場関係なくフランクに話せそうだから
スティーズジョブズとも話してみたいけど無視されそう

・話していて元気になる人種
ない
井戸端会議が目的なら楽
問題は人種じゃないけど、職場のアスペと話すときは緊張する

・家族構成
一人っ子
母 父 あり

・これだけは絶対に頼まれてもやらない事
自殺

・何を目指しているのか
宇宙制覇

・苦労話
親と喧嘩して家出
逃げ込んだ千葉での一週間半は本当にキツかった
辛くてずっと「グラップラー刃牙」を読んでいたとか

仕事でフィジー共和国へ行った時も漫画を持っていったそうなので、恐らく漫画好きなんだと思う


・挫折
出したゲームが売れなかった
引きずってる物は特にない

・話している相手の長所や特技
放置されても結果を出す
人の話を聞かない分自分でやる

・友好的になりやすい人物
細かい人はダメ
O型が一番合う

私はO型なのだけど、「相性が良い人にはO型が多い」なんて話を聞いたあとにO型カミングアウトはあざといなと思ってしなかった

・表現、構成が良いと感じた映画、本、音楽
ジョンスコルジー「老人と宇宙(そら)」
佐藤 賢一「王妃の離婚」

村上春樹が苦手、何も感じないとのこと
まだ村上龍の方が好き 「愛と幻想のファシズム」が良い
漫画は「ヨルムンガンド」が好きらしい
ヨルムンガンド」は私も好き

「王妃の離婚」は最近読んでみた
逆転裁判に飽きて、もっと本格的な裁判物に触れたい人に奨めたい
佐藤 賢一にしては大衆受けしそうな小説

・何に怒り何に喜ぶのか
特に怒ったのは親に追い出された時
そのあとに読みたかった本が読めた時は嬉しかった

・どんな事で怒られた事があるか、その経験から何を気を付けるようにしたか
女性と歩いていて、肌の汚さについて言及したらとっても怒られた
それから肌についてはもう聞かないようにした

・気に入っている、上手いと思った比喩表現
前記した「老人と宇宙」の言い回し
登場する様々な宇宙人の容姿
その形容の仕方が小気味良い
ジョジョの言い回し
「早く持って来いッ! スチュワーデスがファースト・クラスの客に酒とキャビアをサービスするようにな・・・」等

ジョズブだと「美しい女性を口説こうと思った時、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要なんだ。」

「我々人類が他の霊長類と違うのは、道具を作るということだ。ある人が様々な動物を比較して、移動に要するエネルギー効率を比較した。一位はコンドルで、ヒトはリストの上から1/3くらい。万物の霊長として恥ずかしい限りだ。だがサイエンティフィック・アメリカンに面白い論文が載っていて、ヒトが自転車に乗ると、その移動のエネルギー効率はコンドルをぶっちぎりで抜いて地上の高等生物の一位だと言うんだ。そこで思ったのは、私にとってコンピュータというのは、人の知性にとっての自転車みたいなもんだと言う事だ。自転車のように、人間自身が持つ知性の行動範囲を広げるんだ。」

この辺りが好きだとか


「日本語は比喩表現に向いてないと思う」とも言っていた
中国語の方が向いてる
論語孔子「好むは楽しいに及ばず」みたいなのが好きだとか


質問すると快活にポンポン答えてくれるので良かった

どういう話の流れか忘れたけど、親しい人は皆ドナルド・トランプが好きで、ヒトラーアジテーターとして優秀だったけど、あれはドイツ人が単純すぎただけとかなんとか


「最近笑った事」について訊くと、転職サイトの物色をしてどういうところが人員不足になっているのか調べて、転職する気もないのに冷やかしで顔を出してみるという遊びをしていた頃
ジーパンにピンク色の半袖ワイシャツで鼻毛も出したまま向かい、担当の体育会系ギャルお姉さん鼻毛に気付き、若干引いた様子になり、笑いそうになったとのこと

その日は精神的苦痛に対する抵抗があり、わざと鼻毛ボーボーで行ったらしい
マイナスからどれだけ有能さを見せつけていくのかが楽しくなってきたそうだ

私から「渡部陽一を感じる」と言っていた
焦らず穏やか、「これやってこれやってと求めてくる感じじゃない」と言っていたが、質問ばかりしていたので何か違う気がする


久しぶりに2chを見てみると「何度も輪姦された経験を持つ俺が決める輪姦パーティにいる嫌な奴ワースト5 」というスレが目に留まった
無駄に文才があって面白かったが、未知の世界過ぎた
たまに興味深い話が転がってるけど、毒の多さに心が荒む

文月の夜空に雷光が明滅していた
雷鳴が聴こえないと物足りない

久しぶりの更新でした

f:id:tsuji3472:20170718020113j:plain

掲示板荒らし…ども…②

二人目の腕白小僧について書く
阿倍寛(仮名)さんとする
話したのは去年の一月頃、19人目

この人はアニメのキャラクターに腹パンしたいだの、掲示板の管理人を罵倒するだの、辛辣な文章を投稿していただけで、そこまで熱のこもった荒らし方はしていなかった

その掲示板内では有名な人だったので、話す前から少し緊張していた
いざ電話した際には、私が数秒様子見して沈黙していると、低い声で「喋りなよ」と言われた
これで怖じ気付いた
阿倍寛かと思った

姿を見掛けなくなって半月ほど経ち、それから連絡を取ったので、荒らさなくなった理由について質問した
理由としては、大学や私生活で頻繁に遊ぶ友人が増えて、勉強も忙しかった
いつの間にか規制されていた、とのことだった
もうすぐ公務員として働き始めるらしい
「サボれる職場を選んだ」と言っていた
羨ましい

ネット上でトラブルを起こしたことはあるか訊いてみると、チャットサイト「もなちゃと」で女性関係のトラブルがあったという
オフ会をしたり、始めは良好な関係だったと、思い耽っていた

カナダに留学をしたことがあるそうで、向こうではホームステイしていたそうだ
生活の事とか、今になって気になってきた
当時は眠かったのか緊張していたのか、まったく質問出来ていなかった
帰国してからは文通をしていたそうだが、長続きしなかったという話は覚えている
字が読めなかったり、向こうの言葉に合わせるのが億劫になっていったそうだ

最後に「寂しいならまたかけてきなよ」と、漢らしいことを言っていた
寂しさ みたいな物を私はまったく感じた事がない上に、これから公務員として働き始める人にこれ以上厚かましいことは頼めないと思い、変な遠慮の仕方をした気がする
掲示板荒らしをしていた人物とは思えないほど兄貴分だった

掲示板荒らし…ども…①

非常な豪雨 なんて表現を使ったからか、それを越える、殴り付けるような雨の音で目を覚ました

小説の中で時々見掛ける「バケツをひっくり返したような雨」という表現
嫌いじゃないけど好きじゃない

天気が荒れているので、掲示板荒らしとのやり取りを書こうと思う
二人会話したことがある

まずは26人目に話した銀ダコ(仮名)
去年の3月頃に話した
チャットの時から既に攻撃的で、いざ会話してみると呪怨で応答してきた
こちらも呪怨で返す
すると、電話を切られる

銀ダコは掲示板の荒らし方に芸があり、ひたすらに人間の部位を縫い付けたいという旨の意思表示を続ける
住民の右手を左足に、犬を飼っている掲示板の住民を見掛けた時は犬を飼い主の頭に縫い付けたい云々
猟奇的な、耐性のない人が見れば不愉快になる内容を連投しては規制される

確か年齢は二十歳
家庭内での話を聞くと、案の定問題の多い家庭だった
親が6千万の借金を作り、返済の為に子どもからお金を搾取する
親に金銭をせびられるのが普通だと思っていたらしい
あったとしても、バイト代全額はなかなかない事だと思う
8万搾取された事もあるそうな

独り暮らしを始めてからは荒らしを止め、掲示板を覗く事も少なくなったという
家庭の問題に縛られる事がなくなり、勉強が好きになったから大学へ行きたいと言っていた

一番上の姉は暗く、性にもだらしない
会う度に彼氏が変わっていたらしい
その姉が人付き合いによって段々明るくなり、彼は人間は変われる物なんだという確信を抱いたという
姉は妊娠して、その相手が事故にあってからはまた塞ぎ込んでしまったようだが

彼は女装が好きで、今は女装に専念していると話していた
ゲイバーで働いてみたいと言っていたっけ
煙草の副流煙がキツく、会話も面白くない上にちんちんを揉まれたりするという話を私は別の人から聞いていたので、やんわりと否定しておいた

最後に最近で一番笑った物を挙げてもらった
部屋をカメラで撮影する物件紹介
関西弁の女性二人の声が入ってしまっていて、包茎を貶す内容の会話が殺風景な部屋の様子と共に淡々と繰り広げられる動画だった

「あの人包茎なん?しんど…」
この台詞が切欠で、私の中に包茎 = しんどい という新たな概念が誕生した

チャット弁慶

豪壮な曇天に釣り合った非常な豪雨
精彩を欠いた景色、無彩を足し続ける雨粒

弾ける音を耳にしながら、私は一時間ずっと喋り続けた
彼女はチャットで答える
ラジオをさせられている感覚があった

流石に一言もないまま終えられはしないので、声を絞り出してもらい
最後にようやく「おやすみなさい」と言ってもらった
女児っぽい声だったので、これは仕方ないかなと思った

去年の4月4日、40人目に話した幼女(仮名)さんとの会話記録

幼女っぽさがあったこと意外殆ど何も覚えていない
ふわふわした煮え切らない返答、それに激しい雨音
記憶に残っているのはそれくらい

このヘンテコな体験もついでに書いておく

自称天才

久しぶりに外出してみる
目的地は河川敷

道中には腰を隠すほどに背を伸ばしたホソムギ
春の終わり

河川敷の一帯をのっぽな雑草が蔽っている
身を潜めるのに打ってつけの景色

風に靡くコモチナデシコの隣に腰を据え、久しぶりに日記を投稿する

45人目に話した点呼(仮名)さんについて書く
去年の4月頃に話した

今年辺りから話題になったアーティスト ぼくのりりっくのぼうよみ(以下 紫外線) の友人
曲を聴いてその友人の彼を思い出した

紫外線は元々ネットラップという文化圏の人間で、ネットラップは私が特に興味を持って追っている文化でもある
DAOKOも出世した一人か

点呼さんもネットラップに興味のある人間で、見ず知らずの他人と話したがっていた彼に連絡を取った時は同じ文化が好きな者同士とは予想もしていなかった

その文化圏で多少名の知れた友人がいるという
電波少女 だとか、ネットラップ内で有名なユニットの名前を挙げてみたりもしたが、悉く外し、その答えが紫外線だった
4年来の友人らしい
その頃は有名でもなかったし、あるマイクリレー(http://nico.ms/sm24575240)で年相応の揶揄なんかもしていたので、印象は良くなく、その仲について深く言及したりはしなかった
同年代という事にさっき気が付いた

点呼さんは二十歳、自宅警備員で自称天才だ
今はバイトくらいはしてると思う
自称天才も自称美少年と同程度の冗談だと捉えてる
自信家なのか虚勢なのか分からない

NHKへようこそ」「からくりサーカス」それと“気持ち悪い人”が好きで、関係あるかは知らないが、小さい頃は身体に問題がある人の真似をしては親に怒られていたという
過去の記事「生存報告」で書いたアイドルの話を大声でする人について話すと何故だか喜んでいた

彼はネットラップ圏の野崎りこんという人が好きらしいが、その才能を10段階で評価するなら野崎りこんは9.8
紫外線が10だという

紫外線は何を言ってるのか分からないところが天才なんて言っていた
世界観があり、そこに言葉を落とし込み、埋めて行く
聴いていて、どんな物語か想像できないが感動できる辺りにただ者ではない何かを感じるとか
点呼さん自身が具体的な事しか書けないから贔屓目に見てしまうところもあるらしい

私もその類いの音楽家に好きな人がいるので曲を聴いてもらったりもした

四角い鳥 by hikuidori
https://soundcloud.com/hikuidori/lowbmzvuzzmu

一通り聴いてもらうと、紫外線は世界観から、この人はシナリオから広げていると言っていた
即座に違いを見抜ける事に感心した覚えがある

思えば、共通の趣味の話をして、抽象的な曲の解釈も聞けて満足したので大して質問しなかった
インタビュアー名乗るの止めようかな…

五月は一切人と会話しなかったので精進したい

3月頃の話

半年近く期間が空いたので何か書いておく

3月頃はずっとラジオを聴いていた
RHYMESTERというHIPHOPグループの宇多丸が進行を務める「シネマハスラー
ガチャガチャを回して出た映画を観に行き批評する番組
絶賛している映画をチェックしたり、酷評している映画をどんなものかと観てみたりしていた

町山智浩という映画評論家もいる
宇多丸は歯切れの良さ、テンポ、熱量が際立つ
町山智浩は凄まじい知識量で映画を掘り下げて行く
それぞれ評論のタイプに違いがあって面白い
町山智浩はオタク的な見た目で、宇多丸はスキンヘッドにサングラスと特徴的な見た目をしてる
こんな風
f:id:tsuji3472:20170503075436j:plain

色々観ている内にソリッドシチュエーション映画が好きだという事に気が付いた
笑の大学』『ドント・ブリーズ』『1408号室』『10 クローバーフィールド・レーン』『Dogville』
限定された空間で物語が展開して行く映画の呼称

映像の迫力で誤魔化したり出来ず、他よりも飽きさせない工夫が施されているように感じる
『実験室KR-13』は期待させる演出が多かった分、悪い意味で大いに裏切られた

映画の話をした、去年の3月頃に話した人を思い浮かべて書く
蓮根(仮名)とする
36人目に話した
20代半ばの漫画映画好きリョナラー
「女子高生の皮を剥ぎたい」「可愛い女の子を殺したい」「それこそ最大の愛情表現だと思う」なんて猟奇的な発言が多い
こういう発言をしてる人は実際に話したらどんな感じなのか気になって連絡を取った

仕事帰りのようで、歩きながら話していた
第一印象は“何かチャラい”
ナンパとかしてそうな雰囲気がある
家に漫画が800冊くらいあるらしい
猟奇的な発言に言及すると「殺人はしてみたいけど人に迷惑はかけたくない」という
酔った勢いで犯罪を犯しそう

活動を始めて3人目に話した佐藤と仲が良く、リョナラー同士でよく会話していた
「人肉料理本を作りたい」という話には私も佐藤も食い付いた

リョナラーを包み隠さない人間の共通点として
・実際には女性に酷い事をした経験がない(ように見受けられる)
・気取った雰囲気がある

以上の物があるように思えた
私がリョナラーの実態を掴めてないだけかも知れない

映画館へ行きたくなってきた

ろくでもない

中学の同級生とLINEをした
LINEで人とやり取りする事なんて滅多にない
カリスマ性のある、ひそかに憧れていた人物
一時期LINEの背景やメッセージが不穏に移り変わり、ヤクザの手伝いをさせられているんじゃないか と考えていた
成人式に来るか訊かれて「貧相な体躯が気になるので行かない」というと「長袖を着てれば問題ない 笑」と返ってきた

行くつもりは一切なかったけど、少し顔だけ見せてすぐに帰ろうと考え直した
成長した同級生達がどうなっているのかは多少興味がある
不穏だった時期については言及しなかった

中学時代の自分は今より独り善がり的な考えを持っていて
「他の人達も苦労しているんだろうな」なんて勝手に思って人付き合いしていた
けど、それは間違いで、だからと言って配慮したり気を遣ったりする必要はない事に気が付いた

苦労していて、自分の抱えている問題と向き合ってきた人間は 言葉遣い 考え方 行動の仕方
このどれかにその人の 乗り越えてきた困難 の軌跡が見て取れる
それがない人達というのは、向き合ってこなかった人達で、プライベートな付き合いでそんな人達に配慮したりする必要は全くない

気取ったこの日記
卒業文集を掘り出してみると、中学の頃から若干気取っているようにみえた
f:id:tsuji3472:20170502043134p:plain

賢い人間への憧れがこうさせる
横の「色々学んだ」も私
字が汚く、浅い

未だに憧れは強く残っているが、いつまでもこのままでいるつもりはない
この時期の自分は確かに存在していて
この活動が終われば無理矢理でも性格が変わりそうな、変わらざるを得なくなりそうな環境に身を置くつもりだ
もっと馬鹿らしく、清々しく生きていきたい

話した人の中で特に清々しく、快活だった人を思い浮かべた

大麻下着(仮名)さんとする
22番目に話した人物
高校三年生で、もう少しで女子高生というブランドがなくなる事を嘆いていた
幾度も「養って欲しい」とつぶやく彼女は常に“良好な関係の彼氏相手に彼女が出しそうなボソボソ声”で話す
私は久々に自ら人間に関与して行く最中だったので、若干ドキドキした

漫画を読むのが速いらしいが、殆ど内容が頭に入ってないんじゃないかと思った
私が常に敬語で話している事が気掛かりなようで、何度か指摘してきた
「敬語は鎧だ」と返すと、鎧を着てるからコミュ障なんだと半笑いで煽る
歯に衣着せぬ物言いには好感が持てた
最上もが というアイドルが好きらしく、ライブに行って応援する為にオタ芸を練習中との事で、話ぶりは快活であるが、大人しそうな雰囲気を持っているので意外に感じた

一人称は僕
理由を尋ねると“私”で話すのが小っ恥ずかしいという
続けて、飄々と言葉を連ねる彼女が少し真面目なトーンで「こんな事初対面の人に話すのもあれだけど」と語りだした
話を聞くと、身近にいる自己同一性障害の友人に影響を受けているらしかった
所謂僕っ娘という存在にはそんな形があるのかと知り新鮮だった
大半の人が何となく使用しているとして、彼女は大分自覚的だからこそ気付き、説明できたのだと思う

人付き合いという物への緊張を解してくれた存在の一人かも知れない


この日記での一人称は“私”
“僕”に変更したいと思う事は度々あるのだが、文体も安定していないのに一人称まで転じるのはどうかと思い貫いている

ろくでもない人間だと言うのに弁えずこんな書き方をしているのは京極夏彦の小説に登場する 関口 巽 という人物に影響を受けているのかも知れない

駄目人間 対人恐怖症 問題解決能力がなく
陰摩羅鬼の瑕』では“身体的言語からも問題が見て取れる人間”なんて描かれ方をしている
彼は小説家で、一人称が私で、少しだけ周囲に抗えているように見えた
謙虚とは言えないから、度々旧友から痛烈な批判を受けたりする
謙虚と卑屈は別物

一人称について指摘されたら、京極夏彦の小説に登場する人物で言えば 関口 巽 に似通っているから と答えるか
似通いたいから の方がいいか
書いている内に気付いた
あの境遇が少し羨ましい というのもあるかも知れない

駄目人間ではあるが、周囲の人間達に見限られず、鋭い指摘を貰っている
周囲の優秀な人物のようになれるビジョンは浮かばず、それで 関口 巽
どうかと思う

人との繋がりは彼より希薄なので、せめてそこは上回ってみせる